日本歴史地名大系 「多久頭神社」の解説 多久頭神社たくつじんじや 長崎県:下県郡厳原町豆酘村多久頭神社[現在地名]厳原町豆酘寺門(てらかど)に鎮座。古くは多久都神ともみえ、現号は多久頭魂(たくつたま)神社とする。旧郷社。祭神は天照大神・天忍穂耳命・日子穂穂出見尊・彦火能邇邇芸尊・鵜飼茅草葺不合尊。神武天皇元年に天神地祇を祀ったのが創祀で、のち神功皇后が三韓出兵のときに行在所にしたというが、この由緒は後世の作で、本来の祭神は多久頭神である。「続日本後紀」承和四年(八三七)二月五日条にみえる「多久都神」に比定され、神階が無位から従五位下となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by