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赤米 あかまい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

赤米
あかまい

玄米の種皮の部分に赤色系色素であるアントシアンを含んだ赤い米。 1965年,平城宮跡から発見された木簡に丹後国から朝廷に赤米5斗が献上されたとあり注目された。稲の古い品種であり,もともと日本に伝わった稲は赤米であった可能性が高いといわれる。

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デジタル大辞泉の解説

あか‐ごめ【赤米】

赤みを帯びた古い米。あか。
稲の古い品種の一。小粒で細長く、種皮にカテキンが含まれ赤色をなす。祭りの供物にも用いられた。大唐米(たいとうごめ)。唐法師(とうぼし)。あかまい。

あか‐まい【赤米】

あかごめ(赤米)2

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世界大百科事典 第2版の解説

あかごめ【赤米】

大唐(たいとう∥だいとう)米,唐法師(とうぼし)米とも呼ばれた赤い米。大唐米にはうるちともち,赤と白のものがあったが,奈良時代すでに諸国で赤米が栽培されていたのは,《本草綱目啓蒙》が〈白粒ヨリハ赤粒ノ者実多キユヘ,多クハコレヲ栽ユ〉といっているように,栽培しやすく収穫量が多かったためであろう。粘りが少なく味は悪かったが,炊くと倍にふえるとされ,西鶴の《好色一代女》に〈朝夕も余所(よそ)は皆(みな)赤米なれども〉と見えるように民間ではひろく用いられたものであった。

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大辞林 第三版の解説

あかごめ【赤米】

赤みがかった、ひね米。
米の一種。外来の米で、味はあまりよくないが、炊くと倍近くにふえるので徳用とされた。大唐米たいとうまい。 「台碓からうすの-を栬もみじの秋と詠め/浮世草子・胸算用 3

あかまい【赤米】

有色素米の一。玄米が赤い米。色はタンニン系の色素による。古くから神事のためなどに栽培されていた。白米に比べ、栄養価が高い。あかごめ。 → 有色素米新形質米

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世界大百科事典内の赤米の言及

【香煎】より

…麦こがしなど,麦や米をいって粉末とした〈こがし〉(〈はったい〉〈はったい粉〉とも)を指すこともあるが,一般にはそうしたこがしにサンショウ,シソ,陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮)などの粉末と少量の塩を加えたものをいい,湯を注いで茶のように飲用する。江戸時代以前から大唐(たいとう)米と呼ばれた赤米(あかごめ)を主材料としてさかんに用いられたもので,《犬筑波集》には〈日本のもののくちのひろさよ たいとうをこかしにしてや飲ぬ覧〉の句が見られる。《合類日用料理抄》(1689)には,薏苡仁(よくいにん)(ハトムギの種子),サンショウ,陳皮,大唐米,ウイキョウ(茴香)を配合する製法が記載され,名物として知られた京都祇園の香煎はこれだとしている。…

【米】より

…朝廷や官に仕える人々の食事は米を主食とするようになっていることがわかる。諸史料によれば,米には黒米,白米,赤米などの名があり,これは搗白の程度によるものである。黒米は玄米で,白米は舂白(しようはく)米である。…

【赤飯】より

…それでは赤い飯の先行形態はどうであったかについて,現在のところ2説に分かれている。まず柳田国男の説は,日本人が白い米を食用とする以前に,赤い米を栽培して儀礼用や常食用としていたため,その印象が白い米をアズキで染める習慣を生みだしたという,赤米(あかごめ)先行説と儀礼への固定化説である。東南アジアの稲作圏のなかに,赤米を特定の儀礼に用いている民族や種族があり,赤米のみを常食とするところもあるから,柳田説はこれらと比較する必要がある。…

【大唐米】より

…〈たいとうごめ〉ともいい,太米(たいまい),秈(とうぼし),赤米(あかごめ)などとも称した。インドシナ半島の南東部にある占城(チャンパ)原産の早稲(わせ)の種類。…

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