多岐神社(読み)たぎじんじや

日本歴史地名大系 「多岐神社」の解説

多岐神社
たぎじんじや

[現在地名]養老町三神町

近世には大塚おおつか村に属した現三神みかみの地に鎮座。倉稲魂神・素盞嗚命・大市比神を祭神とする。旧郷社。「延喜式」神名帳記載の多藝たぎ郡四座(並小)のうちの「多伎タキノ神社」に比定され、美濃国神名帳には多藝郡一六社の一として従五位下多岐明神とある。境内円墳は多藝物部氏の祖神を祀ると伝えられ、「三代実録」貞観六年(八六四)八月一七日条には多藝郡人物部吉宗がみえる。またこのことから「和名抄」記載の多藝郡物部もののべ郷を当社一帯に比定する説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「多岐神社」の解説

多岐神社

岐阜県養老郡養老町にある神社。「たぎじんじゃ」と読む。和銅年間の創祀とされる。祭神は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)、素盞嗚命(すさのおのみこと)。

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