多政資(読み)おおの まさすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多政資」の解説

多政資 おおの-まさすけ

1004-1077 平安時代中期の雅楽家。
寛弘(かんこう)元年生まれ。多政方長男。父のあとをつぎ,永承5年四条宮で秘曲「胡飲酒(こんじゅ)」を舞い,のち右近衛将監(うこんえのしょうげん)となる。堀河天皇神楽歌(かぐらうた)師範をつとめる。延久元年に鼓で「鴨の胸反(むなそり)」を披露して賞賛された。33年間一者(いちのもの)をつとめる。承保(じょうほう)4年10月16日死去。74歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android