多自然麻呂(読み)おおの じねんまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多自然麻呂」の解説

多自然麻呂 おおの-じねんまろ

?-886 平安時代前期の雅楽家。
嘉祥(かしょう)元年右近衛将監(うこんえのしょうげん)となり,貞観(じょうがん)5年宿禰(すくね)の姓(かばね)をさずかる。39年間雅楽の一者(いちのもの)の位置にあった。今日まで宮中につたわる神楽(かぐら)の形式をさだめ,神楽と右舞(うまい)の祖とされる。仁和(にんな)2年9月16日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android