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多調性 たちょうせい polytonality

翻訳|polytonality

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

多調性
たちょうせい
polytonality

音楽用語。いくつか (一般には2つ) の異なる調性が同時に使用されること。曲全体に用いられるより部分的に用いられることが多い。例としては,H.ノイジードラーの『ユダヤ人の踊り』 (1535) ,モーツァルトの『音楽の戯れ』 (1787) 。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

たちょうせい【多調性】

〘音〙 異なった調を同時に重ねて用いること。現代音楽に好んで用いられる。多調。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

多調性
たちょうせい
polytonality英語
Polytonalittドイツ語
polytonalitフランス語

音楽用語。異なった二つ以上の調を同時に使用した音楽がもつ特性をいう。たとえばピアノ曲で、左手と右手が同時に奏する部分がそれぞれ異なる調によって作曲され、そこに全体として統一感があれば、それをさして多調性とよぶ。多くの場合、二つの調を用いることから、多調にかわって複調bitonalityの語が用いられることもある。また、内容の点からメロディーにおける多調と和声における多調とに分けることができる。前者をポリメロディックpolymelodic、後者をポリハーモニーpolyharmonyとよぶ。
 音楽史上、多調的手法は調性音楽が確立する17世紀以前にしばしばみられるが、多調性の語は概して近代・現代の音楽に用いられる。代表例はストラビンスキーの『ペトルーシュカ』(1910~11)で、ハ長調と嬰(えい)ヘ長調を同時に組み合わせた用法は「ペトルーシュカ調」とさえ名づけられた。[黒坂俊昭]

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