夜を昼になす(読み)ヨルヲヒルニナス

デジタル大辞泉 「夜を昼になす」の意味・読み・例文・類語

よるひるにな・す

昼夜の別なく行う。昼夜兼行で行う。
「こと心なくて―・してなむ、急ぎまかでし」〈宇津保・吹上上〉
[類語]夜となく昼となくを日に継ぐ昼夜をかず昼夜をかたず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜を昼になす」の意味・読み・例文・類語

よる【夜】 を 昼(ひる)になす

  1. ( 夜の時間でも昼の時間と同じようにするの意 ) 昼も夜も休まずに物事を行なう。昼夜兼行で行なう。夜(よ)を日に継ぐ。夜(よ)を昼になす。
    1. [初出の実例]「中納言喜び給ひて、万の人にも知らせ給はで、みそかに寮にいまして、男共の中に交じりて、よるをひるになして取らしめ給ふ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

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