デジタル大辞泉 「夜を日に継ぐ」の意味・読み・例文・類語 夜よを日ひに継つ・ぐ 《「孟子」離婁下から》昼夜の別なく、続けてある物事をする。「―・いで働く」[補説]「日を夜に継ぐ」とするのは誤り。[類語]不断・日頃ひごろ・常日頃つねひごろ・常・常常・いつも・平生へいぜい・平素・日常・平常・通常・常時・常住・行住座臥ぎょうじゅうざが・常に・絶えず・終始・始終・ずっと・日夜・夜昼・絶え間ない・明け暮れ・明けても暮れても・寝ても覚めても・朝な夕な・昼夜をおかず・昼夜を分かたず・夜よるとなく昼となく・夜を昼になす・綿綿・縷縷・続続・延延・長長・脈脈・引き続き・続けざま・立て続け・ぶっ続け・連綿・次次・相次いで・じゃんじゃん・どしどし・踵きびすを接する・芋蔓式・引きも切らず・引っ切り無し・我も我も・矢継ぎ早・畳み掛ける・しょっちゅう・のべつ・ずるずるべったり・のべつ幕無し 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「夜を日に継ぐ」の意味・読み・例文・類語 よ【夜】 を 日(ひ)に=継(つ)ぐ[=籠(こ)める] ( 昼の時間に、夜の時間まで付け足すの意 ) 昼も夜も休まないで物事を行なう。昼夜の別なく物事をする。夜を昼になす。[初出の実例]「去月十七日已後、革命沙汰、以レ夜継レ日、友業、俊通、在レ前、今日午刻終レ功」(出典:台記‐康治三年(1144)二月一三日)「この度若たちなほりて命をまたくせば、夜を日につぎて、この事かの事、おこたらず成じてんと、願ひをおこすらめど」(出典:徒然草(1331頃)二四一)[その他の文献]〔孟子‐離婁・下〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
故事成語を知る辞典 「夜を日に継ぐ」の解説 夜を日に継ぐ 夜も休まないで、ものごとに取り組むこと。 [使用例] 鍛か冶じや番匠を召し集め、秋の月見に間に合うように夜を日に継いで工事を急いでおりましたが[谷崎潤一郎*聞書抄 第二盲目物語|1935] [由来] 中国で古くから使われている言い回しから。たとえば、「孟子―離り婁ろう・下」には、紀元前一一世紀ごろの周公という政治家が、取るべき政策について考え抜いているようすを、「夜を以もって日に継ぐ(夜になっても、昼間からぶっ続けで考えていた)」と表現しています。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by