夜摩天(読み)ヤマテン

デジタル大辞泉 「夜摩天」の意味・読み・例文・類語

やま‐てん【夜摩天】

仏語六欲天の第三。忉利とうり天の上方にあり、天人五欲の楽を受ける。寿命は2000年で、その一昼夜人間界の200年にあたる。炎天

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精選版 日本国語大辞典 「夜摩天」の意味・読み・例文・類語

やま‐てん【夜摩天・耶摩天】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。六欲天の第三天。常に光明に包まれた昼夜の別がない天で、ただ蓮の花の開閉で時を知り、不思議の歓楽を受けるという。その一昼夜は人間界の二百年に相当する。炎天。夜摩
    1. [初出の実例]「以人間二百歳、為夜摩天一日夜、其寿二千歳」(出典往生要集(984‐985)大文一)
    2. [その他の文献]〔仏地論‐五〕

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