大内本(読み)おおうちぼん

精選版 日本国語大辞典 「大内本」の意味・読み・例文・類語

おおうち‐ぼんおほうち‥【大内本】

  1. 〘 名詞 〙 古版本の一つ。室町時代周防国山口県)の大内義隆が出版した書籍。「蔵乗法数」「妙法蓮華経」「聚分韻略」「正平本論語集解」などが知られる。日本で刷ったものと、紙を明国(みんこく)に送って刷らせたものがある。大内版山口本。山口版。
    1. [初出の実例]「紙を大明へつかはし書物をすらせて取寄けり。今に至て山口本とも、大内本とも云」(出典:随筆・老人雑話(1713)坤)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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