大北遺跡(読み)おおきたいせき

日本歴史地名大系 「大北遺跡」の解説

大北遺跡
おおきたいせき

[現在地名]中央区宮崎町

東京湾に直接開口する千葉寺ちばでら谷津宮崎みやざき谷津に挟まれた大きな舌状台地の基部に位置する。台地面の標高は二七メートル。遺跡の中心は奈良・平安時代の集落遺跡であるが、弥生時代(竪穴住居跡一軒)と古墳時代前期(竪穴住居跡六軒)・同後期(竪穴住居跡一七軒)にも集落が形成されていた。昭和四六年(一九七一)に遺跡の東側、同五四年に中央部が発掘調査された。奈良・平安時代のおもな遺構は竪穴住居跡六四軒・掘立柱建物跡二八棟などで、台地中央部の掘立柱建物二七棟は主軸をそろえた建物群をなし、七世紀末から九世紀前葉にかけて五回にわたって建替えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む