大和島(読み)ヤマトシマ

デジタル大辞泉 「大和島」の意味・読み・例文・類語

やまと‐しま【大和島】

大和国。また、大和中心とする地域。多く海からみていう。大和島根
天離ざかひな長道ながちゆ恋ひ来れば明石より―見ゆ」〈・二五五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大和島」の意味・読み・例文・類語

やまと‐しま【大和島・倭島】

  1. 大和国(奈良県)を中心とする地域。明石海峡から大和国と河内国大阪府)との国境にある生駒金剛山地連山が島のように望まれるところから特にいう。やまとしまね。
    1. [初出の実例]「天ざかる鄙の長路ゆ恋ひ来れば明石の門より倭島(やまとしま)見ゆ」(出典万葉集(8C後)三・二五五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android