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大境洞窟 おおざかいどうくつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大境洞窟
おおざかいどうくつ

富山県氷見市大境にある洞窟住居址。洞窟は富山湾に面した隆起海食洞。 1918年海岸にある白山社社殿改築のため,社殿背後の洞窟の基盤を掘ったところ,長さ 1mの大石棒,貝殻,獣魚骨,石器土器人骨などが多数出土。この洞窟内は落盤のため6層の地層に分れており,最下層に縄文中期の土器,中層に弥生土器,上層に須恵器などが含まれていて,この発掘が土器の層位研究のさきがけをなした。

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百科事典マイペディアの解説

大境洞窟【おおざかいどうくつ】

富山県氷見(ひみ)市大境にある縄文中期〜古代の洞窟遺跡(史跡)。縄文(じょうもん)土器,弥生(やよい)土器,須恵器(すえき),土師器(はじき)が出土。弥生土器の層から抜歯した人骨や赤色を塗った人骨が発掘された。
→関連項目洞窟遺跡氷見[市]

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世界大百科事典内の大境洞窟の言及

【海食洞】より

…海食洞の深さはふつう低潮面下1m内外であり,現在の海面より高い所にある離水海食洞は,過去の海面の位置を示す有力な指標として利用される。また富山県氷見市大境洞窟のように先史時代の人類遺物をとどめる場合もある。海面下に沈水した海食洞もある。…

【富山湾】より

…富山平野から富山湾に流入する現在の河川,および旧河川の流路の延長上には,大陸棚・大陸斜面を彫刻して〈アイガメ〉と呼ばれるみごとな海谷(海底谷)の発達がみられる。これらの海谷や,魚津港沖および入善(にゆうぜん)町吉原沖の埋没林(特天),氷見(ひみ)海岸の先史遺跡の大境(おおさかい)洞窟(旧海食洞)などの存在は,陸地の隆起・沈降と海面の昇降の組合せによる海岸線の複雑な変化を示している。東海岸,とくに東部の黒部川扇状地の末端では海岸浸食が激しいので,海岸線に沿って護岸堤防が築造されている。…

※「大境洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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