精選版 日本国語大辞典 「大手筋」の意味・読み・例文・類語 おおて‐すじおほてすぢ【大手筋】 〘 名詞 〙① 城の正面の大通り。[初出の実例]「文政中城西大手筋と云処に此店を開き」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)二八)② 転じて、遊里の大通り、表通りをいう、花柳界の語。〔かくし言葉の字引(1929)〕③ 多額の売買をする、また、有力な相場師や会社。大手。⇔まばらすじ。〔取引所用語字彙(1917)〕④ 同業の中で、特に大きい会社。大手。[初出の実例]「三井、三菱、古河、住友といった大手筋(オオテスジ)のほかに」(出典:日本の裏街道を行く(1957)〈大宅壮一〉九州イデオロギーの群像) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例