大殿祭(読み)オオトノホガイ

デジタル大辞泉 「大殿祭」の意味・読み・例文・類語

おおとの‐ほがい〔おほとのほがひ〕【大殿祭】

《古くは「おおとのほかい」》宮殿災害のないように、祈り鎮める儀式神今食じんこんじき新嘗祭しんじょうさい大嘗祭だいじょうさい前後、または皇居移転などののちに行われた。

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精選版 日本国語大辞典 「大殿祭」の意味・読み・例文・類語

おおとの‐ほがいおほとのほがひ【大殿祭】

  1. 〘 名詞 〙 宮殿に災異のないように祈り鎮む儀式。神今食(じんごんじき)新嘗祭(にいなめさい)大嘗祭(だいじょうさい)の前後、または皇居の遷移、斎宮、斎院卜定の後等に、屋船久久遅命(やぶねくくちのみこと)、屋船豊宇気姫命(やぶねとようけひめのみこと)をまつって行なう。〔延喜式(927)〕

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