…こうして60年代末には,観客人口の激減が示す映画産業の衰弱の中,製作費のかかる時代劇は少数の例外的作品のみになった。
[テレビへの移行]
〈時代劇王国〉東映がやくざ映画路線に切り換えた1963年,NHKテレビの大河ドラマの第1弾《花の生涯》が人気を集め,フジテレビの《三匹の侍》シリーズがヒット。次いでNHK大河ドラマが64年《赤穂浪士》,65年《太閤記》,66年《源義経》と続いて,時代劇のもっていたロマン性を映画からテレビへ移し変え,黒沢明監督《用心棒》《椿三十郎》の影響を受けた《三匹の侍》がはでな立回りの魅力を,やはり映画からテレビへ移したことは,じつに象徴的なことである。…
※「大河ドラマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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