大浦古墳群(読み)おおうらこふんぐん

日本歴史地名大系 「大浦古墳群」の解説

大浦古墳群
おおうらこふんぐん

[現在地名]山口市江崎

山口湾に注ぐ椹野ふしの川河口の右岸眼下に湾頭を見下ろす御伊勢おいせ山・相原あいばら山山塊の東麓および南麓一帯に広がる大浦・浦辺うらべうめさき各古墳群の総称。古墳時代後期(六世紀全期間)に奥津城のごとく当地域に集中して築かれた県下屈指の大群集墳である。平成八・九年(一九九六・九七)に道路工事に伴い約二〇基が発掘された。現在道路沿いに古墳公園を整備、特徴をよく示す六基の古墳が移設され、復元保存されている。

すべての古墳は海に向かって開口する。直径五〜一〇メートルの小規模な円墳群である。


大浦古墳群
おおうらこふんぐん

[現在地名]有明町大浦

大浦港から南西に延びる台地上に、北から台田だいた古墳・荒塩あらしお古墳・新地しんち古墳・浅取あさとり古墳と並び、港の入口にあたるたけ島にも古墳が数基分布する。すべて円墳で古墳時代後期の横穴式石室をもつ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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