日本歴史地名大系 「大督寺」の解説 大督寺だいとくじ 山形県:鶴岡市鶴ヶ岡城下家中新町大督寺[現在地名]鶴岡市家中新町致道(ちどう)博物館の南方、旧鶴ヶ岡城三の丸南西隅にある。長龍山と号し、浄土宗。本尊は阿弥陀如来。庄内藩主酒井氏の菩提所で、歴代の御霊屋があった。元禄一六年(一七〇三)当寺が提出した覚書(鶏肋編)などによれば、酒井氏が三河国に在住していた頃は大樹(だいじゆ)寺(現愛知県岡崎市)を菩提寺としており、天正一九年(一五九一)二代家次が下総臼井(うすい)(現千葉県佐倉市)へ所替となった際、すでに隠居していた大樹寺一六代慶円が臼井へ招じられて大信寺を建て菩提所を勤めた。同地で没した酒井忠次室の諡大督寺殿により寺号を大督寺と改めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by