コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

大禍津日神 オオマガツヒノカミ

デジタル大辞泉の解説

おおまがつひ‐の‐かみ〔おほまがつひ‐〕【大禍津日神】

凶事・災害などの源をつかさどる神。わざわいの神。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

おおまがつひのかみ【大禍津日神】

古事記神話の神。伊弉諾尊いざなぎのみことが黄泉よみの国から帰還して禊みそぎを行なった時に、黄泉の国のけがれから化成した。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大禍津日神
おおまがつひのかみ

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、筑紫(つくし)(九州)の阿波岐原(あわぎはら)で禊祓(みそぎはらい)をしたときに、八十禍津日神(やそまがつひのかみ)とともに汚垢(おこう)から化生(けしょう)した神(『古事記』)。『日本書紀』の一書では、八十禍津日神一神のみになっている。「禍(わざわい)」は、災禍、邪曲(じゃきょく)、穢(けがれ)など、すべてのよくないことをいう。「御門祭(みかどほがい)」(古代、皇居の門に入ってくる邪神を祓うために行われた祭事)の祝詞(のりと)に、四方八方から荒びながら押し寄せてくる天のまがつひの神とあるように、悪事を発生させるすべての根源的なものを神格化したものである。そこで、この禍を直すものとして、神直毘神(かむなおびのかみ)、大直毘神(おおなおびのかみ)が出現してくる。[守屋俊彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

大禍津日神の関連キーワード八十禍津日神枉津日神黄泉の国凶事

今日のキーワード

塞翁が馬

《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。「人間万事塞翁が馬」[補説]昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の地に逃げたが、数か月後...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android