出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、筑紫(つくし)(九州)の阿波岐原(あわぎはら)で禊祓(みそぎはらい)をしたときに、八十禍津日神(やそまがつひのかみ)とともに汚垢(おこう)から化生(けしょう)した神(『古事記』)。『日本書紀』の一書では、八十禍津日神一神のみになっている。「禍(わざわい)」は、災禍、邪曲(じゃきょく)、穢(けがれ)など、すべてのよくないことをいう。「御門祭(みかどほがい)」(古代、皇居の門に入ってくる邪神を祓うために行われた祭事)の祝詞(のりと)に、四方八方から荒びながら押し寄せてくる天のまがつひの神とあるように、悪事を発生させるすべての根源的なものを神格化したものである。そこで、この禍を直すものとして、神直毘神(かむなおびのかみ)、大直毘神(おおなおびのかみ)が出現してくる。
[守屋俊彦]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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