災禍(読み)サイカ

デジタル大辞泉 「災禍」の意味・読み・例文・類語

さい‐か〔‐クワ〕【災禍】

天災事故によって受けるわざわい。思いがけない災難。災害。「災禍に遭う」
[類語]災厄奇禍被害禍害惨害惨禍災害なん災い被災災難天変地異天災人災地変風害風水害冷害霜害雪害干害渇水旱魃水涸れ病虫害虫害煙害公害薬害災厄凶事禍根舌禍筆禍試練危難国難水難水禍海難受難遭難罹災貧乏くじ馬鹿を見る弱り目にたたり目泣き面に蜂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「災禍」の意味・読み・例文・類語

さい‐か‥クヮ【災禍】

  1. 〘 名詞 〙 天災などによって受けるわざわい。思いがけない災難。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「人の忍耐を以て災禍に勝つべきこと」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉四)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公元年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「災禍」の読み・字形・画数・意味

【災禍】さいか(くわ)

わざわい。〔史記暦書〕民是(ここ)を以て能く信り、是を以て能くり。民とと業を異にし、して(けが)さず。故に之れに嘉生をし、民は物を以て享し、災生ぜず、求むる匱(とぼ)しからず。

字通「災」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android