日本歴史地名大系 「大脇村」の解説 大脇村おおわきむら 愛知県:豊明市大脇村[現在地名]豊明市栄(さかえ)町東阿野(ひがしあの)村の西にある。郷の南を南北に東浦(ひがしうら)道が走る。西から北にかけては丘陵地で松山三六〇町歩ほど。東西に東阿野村から大高(おおだか)(現名古屋市)に至る大高道が通る。「徇行記」によれば、概高は新田も合わせ七二二石余、田畑は六五町七反四畝余である。舘狭間(やかたはざま)の地があり、里伝によれば命日に雨が降れば今川義元は亡霊になり、白馬に乗って現れるという。村の東の庄土(しようど)川(正戸川)・境(さかい)川の逆水により、たびたび決壊したので平地の元屋敷(もとやしき)を去って、集落は高所に移住した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by