大草流(読み)おおくさりゅう

精選版 日本国語大辞典 「大草流」の意味・読み・例文・類語

おおくさ‐りゅうおほくさリウ【大草流】

  1. 〘 名詞 〙 日本料理流派の名。室町時代、足利将軍家の包丁人、大草三郎左衛門尉公次のはじめたもの。進士流、園部流とならんで武家に仕えた。江戸初期の料理書「大草家料理書」が伝わる。
    1. [初出の実例]「大草流にはまなばしのさきをばかけず、くぎのやう成かねを箸の先に入られ候ふなり」(出典:宗五大草紙(1528)色々の事)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「大草流」の解説

おおくさりゅう【大草流】

日本料理の一流派。四条流支流で、室町時代の足利将軍家包丁人、大草三郎佐衛門尉公次(おおくささぶろうさえもんのじょうきみつぐ)に始まる。公家流儀であった四条流より分かれ、武家の流儀として起こされた。幕府の初物献上の儀式など、年中行事を受け持つ。江戸初期の『大草家料理書』などが伝わる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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