デジタル大辞泉 「四条流」の意味・読み・例文・類語 しじょう‐りゅう〔シデウリウ〕【四条流】 日本料理の流派の一。日本料理・包丁の祖といわれる四条藤原政朝の創始。宮中慶賀の日の鯉こいの調理を職掌とした。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「四条流」の意味・読み・例文・類語 しじょう‐りゅうシデウリウ【四条流】 〘 名詞 〙① 築山(つきやま)・庭園造りの一派。後嵯峨天皇が始めたという。② 膳部料理の一流派。四条家の祖山蔭中納言政朝が始めたといい、包丁の祖といわれる。貴人の慶賀の日に鯉を調理することを職掌とした。室町時代に包丁の家柄として整えられ、多くの伝書がある。③ =しじょうは(四条派)① 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「四条流」の意味・わかりやすい解説 四条流【しじょうりゅう】 日本料理の料理法,作法の代表的な流派。平安時代光孝天皇の命で四条中納言藤原山蔭が興し朝廷の供宴をつかさどった。料理法,配膳(はいぜん)法,食作法など武家や民間にも影響を与えたが,明治以降宮中の供宴は洋式が正餐(せいさん)とされたためすたれ,包丁式など儀式の作法が伝わるだけとなった。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報