大藩(読み)タイハン

デジタル大辞泉 「大藩」の意味・読み・例文・類語

たい‐はん【大藩】

領地の広い藩。禄高の多い藩。
明治元年(1868)禄高で諸藩を大・中・小の三等に分けたもののうちの、40万石以上の藩。同3年には15万石以上に改正

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精選版 日本国語大辞典 「大藩」の意味・読み・例文・類語

たい‐はん【大藩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 広い領土を持つ諸侯。わが国では石高の大きい藩をいう。
    1. [初出の実例]「教授藩中諸士請業者、大藩或数人、雖小藩乎必択一人其職焉」(出典:邀翠館集‐叔(古事類苑・文学二二))
    2. [その他の文献]〔南史‐明僧紹子・山伝〕
  3. 明治元年(一八六八)、祿高で諸藩を三分したうちの四〇万石以上のもの。同三年改めて一五万石以上のものを称した。同四年の廃藩置県廃止

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普及版 字通 「大藩」の読み・字形・画数・意味

【大藩】たいはん

雄藩

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