日本歴史地名大系 「大見庄」の解説 大見庄おおみのしよう 京都市:左京区大見村大見庄「山城名跡巡行志」に「自鞍馬三里十四町当東北」と記されるように、京都北部に位置する山間荘園。平治元年(一一五九)四月の前太政大臣藤原忠通家政所下文案(高松宮家文書)に、法成(ほうじよう)寺領から大悲山寺(峰定寺)領とした三ヵ所田地のうちに「大見田伍町」がみえる。しかし以後の史料でも法成寺領とするものもあり、平安末期には帰属をめぐって近隣の久多(くた)・針幡(はりはた)とともに相論があったらしい。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by