大見庄(読み)おおみのしよう

日本歴史地名大系 「大見庄」の解説

大見庄
おおみのしよう

山城名跡巡行志」に「自鞍馬三里十四町当東」と記されるように、京都北部に位置する山間荘園。

平治元年(一一五九)四月の前太政大臣藤原忠通家政所下文案(高松宮家文書)に、法成ほうじよう寺領から大悲山寺(峰定寺)領とした三ヵ所田地のうちに「大見田伍町」がみえる。しかし以後史料でも法成寺領とするものもあり、平安末期には帰属をめぐって近隣久多くた針幡はりはたとともに相論があったらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android