日本歴史地名大系 「大貝遺跡」の解説 大貝遺跡おおがいいせき 新潟県：新井市大貝村大貝遺跡[現在地名]新井市大貝 和屋敷北流する関（せき）川と、国道二九二号を西に見下ろす標高約二五〇メートルの台地上にある縄文時代前期末葉から後期初頭にかけての遺跡。昭和四〇年（一九六五）と四二年の二回にわたる発掘調査で、台地の縁辺部に中期の竪穴住居跡三と、それに付随する石囲いの炉跡が発見された。大きい住居跡は長径九メートル、短径六メートルの楕円形で、床面を浅く掘りくぼめただけの簡単な炉跡二個があった。また第三号住居跡から発見された袋状竪穴は、深さ〇・九メートル、床面積一・一平方メートルで、床面には湿気を防ぐために敷いた細礫層を有し、クリとクルミの炭化物と中期の土器片が出土した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
