日本歴史地名大系 「大迫通」の解説 大迫通おおはさまどおり 岩手県:稗貫郡大迫町大迫通盛岡藩の地方行政組織三三通の一つ。東は早池峰(はやちね)山の山麓、西は八幡(はちまん)通・長岡(ながおか)通、南は安俵(あひよう)通、北は長岡通に接する。現在の大迫町全域と上閉伊(かみへい)郡宮守(みやもり)村・紫波(しわ)郡紫波町の一部にあたる。「邦内郷村志」によれば管内の村は七村で、亀(かめ)ヶ森(もり)村・大迫村・内川目(うちかわめ)村・外川目(そとかわめ)村、達曾部(たつそべ)村・下宮守村(現宮守村)、下佐比内(しもさひない)村(現紫波町)。「雑書」正保二年(一六四五)一一月二五日条に「大迫通御金山奉行」とあり、金山が稼行されている。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付によれば、所属村は亀ヶ森村・達曾部村・大迫村・内川目村・外川目村で高三千八八六石余、七ヵ年平均の免は二ツ八厘五毛、米納一千九〇石余、うち大豆七七駄。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by