大道城跡(読み)おおどうじようあと

日本歴史地名大系 「大道城跡」の解説

大道城跡
おおどうじようあと

[現在地名]八尾町大道

旧大道集落の西方にそびえる標高六三九・三メートルの山上にあり、旧集落からの比高は約一五〇メートル。城跡の西側下にはかつて山田やまだ若狭わかさ集落(現在は無住)があったことから、山田村では若狭城ともよぶ。県内の山城のなかでも高所に築かれ、山上からは日本海・射水いみず平野・呉羽山くれはやま丘陵などを望める。大道村絵図(県立図書館蔵)ではこの城跡を「大林ノ城」とし、小嶋甚輔元光が居城、越後勢と合戦した際、寺嶋牛之助とともに立籠ったと記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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