天倫寺(読み)てんりんじ

日本歴史地名大系 「天倫寺」の解説

天倫寺
てんりんじ

[現在地名]松江市堂形町

宍道湖岸の山腹にある。神護山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は釈迦三尊。慶長一六年(一六一一)堀尾吉晴はこの地に龍翔山瑞応ずいおう寺を建立し、旧領遠江浜松はままつ(現静岡県浜松市)から春龍を招いて開山とした。同寺は堀尾氏菩提寺堀尾忠晴もここに葬られたが、堀尾氏に代わって入国した京極忠高によって宍道湖の東岸、春龍の別荘臨江りんこう亭のあった場所に移され、忠晴の法号円成寺殿雲隠太守高賢世肖大居士をとって円成えんじよう寺と改号した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android