天戸神社
あまとじんじや
西城川の東方、郡谷山山麓に鎮座。祭神は手力雄命。旧村社。応永年間(一三九四―一四二八)までは郡谷山北面七合目付近の御笹滝に鎮座していたが、参拝が困難なため現在地に移ったという。社伝では、応永一六年に社殿を焼失、同一八年に再建し、また天文一六年(一五四七)にも再建されたという。現存の棟札では元禄六年(一六九三)のものが最古である。大佐・八鳥・平子および保田・山中(現東城町)の五ヵ村の大氏神とされたが、祭日には他の諸村からも多数の参拝者があった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 