天河別神社
あめのかわわけじんじや
大谷川と樋殿谷川に挟まれた扇状地の南縁が沖積平野に連なる所、池谷の町並の西の外れにある。主祭神は天石戸別命。旧村社。江戸時代末までは松童権現と称し、大谷村八幡宮(現宇志比古神社)の末社であったという。別当は宝幢寺(寛保改神社帳)。元文二年(一七三七)八月の紀年銘のある棟札(板野郡誌)には「奉再興松童宮壱宇邸内安栄穀種豊如意備満所」とあり、裏面には「貞享三寅歳三月於当社有馳流鏑馬行祭祀之古例趣」と記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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