ことわざを知る辞典 の解説
天災は忘れたころにやって来る
[使用例] 天災は忘れた時に来る、というのも本当だが、災難は欲しない時に来る、というのも本当だよ[豊島与志雄*失われた半身|1949]
[解説] 物理学者の中谷宇吉郎が、一九四〇年九月一日の新聞のコラムで、恩師寺田寅彦のことばとして紹介したものですが、寺田の著述には見当たりません。しかし、寺田は同じ趣旨のことを日ごろから述べていたといわれます。なお、高知市にある寺田邸址の碑文には「天災は忘れられたる頃来る」と刻まれています。
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