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天然ソーダ てんねんソーダnatural soda

世界大百科事典 第2版の解説

てんねんソーダ【天然ソーダ natural soda】

天然に存在する炭酸ナトリウム(ソーダ)質の資源をいう。北アメリカ,アフリカ,旧ソ連南部,インド,中国などに産出する。降雨の少ない乾燥地帯で,ソーダ分を高濃度に含む鹹(かん)湖が蒸発して層状に生成している例が多い。日本には存在しない。ケニア,アメリカの天然ソーダのみは工業的に利用されている。鉱床はトロナtronaと称し,成分はNa2CO3・NaHCO3・2H2O(セスキ炭酸ナトリウム)である。採掘,焙焼,水溶解,再結晶などの精製工程を施して,炭酸ナトリウムを製造する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の天然ソーダの言及

【炭酸ナトリウム】より

…水溶液は加水分解して強いアルカリ性を示し,二酸化炭素を吸収して炭酸水素ナトリウムを生成する(CO2の吸収率は50℃で最大)。 Na2CO3+H2O⇄NaOH+NaHCO3 Na2CO3+CO2+H2O―→2NaHCO3【藤本 昌利】
[工業的製造法]
 工業塩NaClの分解により製造する方法,苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の炭酸化,天然ソーダの精製,の3方式がある。日本ではおもに工業塩から製造する方法によるが,必要に応じ苛性ソーダの炭酸化も行われている。…

※「天然ソーダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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