天眼鏡(読み)テンガンキョウ

デジタル大辞泉 「天眼鏡」の意味・読み・例文・類語

てんがん‐きょう〔‐キヤウ〕【天眼鏡】

人相見が使って、運命など普通には見えないものまでも見通すところから》柄のついた大形の凸レンズ
[類語]拡大鏡虫眼鏡ルーペ

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精選版 日本国語大辞典 「天眼鏡」の意味・読み・例文・類語

てんがん‐きょう‥キャウ【天眼鏡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 運命など普通では見えないものまで、見通そうとするものというところから ) 人相見の用いる凸レンズ。また、一般に拡大鏡。
    1. [初出の実例]「おれが天眼鏡(テンガンキャウ)で、待ヱヱと一ばん怪られては何がなんといふ場もなく」(出典洒落本辰巳婦言(1798)四つ明の部)
  3. 望遠鏡古称
    1. [初出の実例]「借請天眼鏡一名号万里鏡」(出典:続史愚抄‐宝暦一〇年(1760)四月二二日丙申)

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