百科事典マイペディア 「天草版平家物語」の意味・わかりやすい解説 天草版平家物語【あまくさばんへいけものがたり】 1592年天草で刊行されたキリシタン版の一種。編者は日本人修道士不干ハビアン。宣教師の命により日本語ならびに日本の歴史の学習用に新たに編纂された《平家物語》。右馬之允の求めに応じながら喜一検校が当時の口語で語るという問答形式でまとめられた。ローマ字本。現存するのは《伊曾保物語》と合冊された大英博物館蔵本のみである。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by