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太和仏 たいわぶつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

太和仏
たいわぶつ

中国,北魏の太和時代 (477~499) に造られた仏像。太平真君7 (446) 年太武帝が廃仏を断行したが,興安1 (452) 年,文成帝の復仏によって再び仏教は隆盛し,太和時代に造寺造仏極盛に達した。太和仏は衣文 (えもん) を2条の隆起線で表わし,肉体を力強く量塊的に表現しており,顔貌もきびしいのが特色。太和1 (477) 年銘の日本の文化庁保管の『釈迦坐像』が最もすぐれている。同8年銘の『金銅菩薩立像』は初期金銅仏の素朴な力強い作風を示しているが,時代が進むと形式化し力の弱いものになった。同 13年銘『釈迦多宝二仏並坐像』 (根津美術館) はやや型にはまり,同 16年銘『金銅仏立像』も本尊のひだが固定化している。同 22年銘『金銅菩薩立像』になると光背の火炎文はすっかり文様化し,本尊の造りにも力強さがない。

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