日本歴史地名大系 「太夫の森」の解説 太夫の森だゆうのもり 石川県:鳳至郡穴水町前波村太夫の森[現在地名]穴水町前波森出(もりで)海岸の津無良(つぶらし)山を太夫の森とよぶ。能太夫諸橋権之進の先祖の居住地と伝え、丘上の祠の神体も謡曲にかかわる木造鵜の神である。八月の祭礼には神輿とキリコが当地に集まり宵祭が始まる。諸橋(もろはし)居住の権之進は加賀国守護富樫氏に召出され、五人の能太夫の座頭に仰せ付けられたという(国事雑抄)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by