夷子町(読み)えびすまち

日本歴史地名大系 「夷子町」の解説

夷子町
えびすまち

[現在地名]松山市三番さんばん町・千舟町ちふねまちの各一部

松山城下町の南部を占め、唐人とうじん町・小唐人ことうじん町・河原かわら町に挟まれた地域内の縦・横の町筋。東は八坂やさか町、西は小唐人町、南は河原町、北は唐人町に接する。初めこの地域が竹鼻たけはな町とよばれていたことは、元禄年間(一六八八―一七〇四)の記事を載せた「松山町鑑」(伊予史談会蔵)の「外巡町弐拾三町」のなか竹鼻町とあり、後代の注記に「夷子町と改」とあるので知られる。またこの頃の城下町図にも竹鼻町と記されている。この地域に古くから下級武士が居住し、北から松組・梅組・竹組とよばれていたのによるのであろうか。

夷子町
えびすまち

[現在地名]滑川市夷子町

北陸街道の北に位置し、北は富山湾に面する。西はきた町、南はなか町・神明しんめい町。享保年間(一七一六―三六)に成立したという(滑川町誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android