ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夷離菫」の意味・わかりやすい解説 夷離菫いりきんirkin 突厥,契丹の官名。本来は部族の酋長の意であったが,契丹の耶律阿保機 (やりつあぼき) が天復2 (902) 年迭剌部夷離菫となってから,この称号は国家の枢要な地位を意味し,太宗のときには大王の名に改められた。しかし遼の中央集権体制が確立するとともに,その本来の意味が失われ,純然たる行政官となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by