夷離菫(読み)いりきん(その他表記)irkin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夷離菫」の意味・わかりやすい解説

夷離菫
いりきん
irkin

突厥契丹官名本来部族酋長の意であったが,契丹の耶律阿保機 (やりつあぼき) が天復2 (902) 年迭剌部夷離菫となってから,この称号国家枢要地位意味し,太宗のときには大王の名に改められた。しかしの中央集権体制が確立するとともに,その本来の意味が失われ,純然たる行政官となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む