夾竹桃科(読み)きょうちくとうか

精選版 日本国語大辞典 「夾竹桃科」の意味・読み・例文・類語

きょうちくとう‐かケフチクタウクヮ【夾竹桃科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一八〇属一五〇〇余種が知られ、主に世界の熱帯に生育する。低木で、普通他の樹木に巻きつく。葉は対生、互生、または三枚が集まって輪生する。まれに托葉(たくよう)がある。花は両性放射相称、普通、五または四数性。萼(がく)、花冠はそれぞれ基部が合着し、先端は五裂し、全体として漏斗状。五個の雄しべには短い花糸があって、花冠の途中に着く。子房は上位、または半下位。一ないし二室で各室には普通多数の卵子がある。柱頭はやや肥厚し、その少し下に毛状突起が生ずる。果実は袋果、液果または蒴(さく)果。二個の分果から成ることもある。樹脂はゴムの原料にし、含有されるアルカロイド薬用や毒矢に用いられる。また、キョウチクトウニチニチソウは観賞用に栽培される。ちょうじそうか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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