奄美群島の復帰運動

共同通信ニュース用語解説 「奄美群島の復帰運動」の解説

奄美群島の復帰運動

太平洋戦争後の1946年2月、連合国軍総司令部(GHQ)は、鹿児島県の奄美群島行政を日本から分離すると宣言。53年12月25日に復帰するまで米国が統治した。米軍政下の群島物資が不足し、生活の困窮は深刻だった。51年に奄美大島日本復帰協議会が発足議長詩人の故泉芳朗いずみ・ほうろうが務め、群島一帯でのハンガーストライキを実施した。署名活動で集まった約14万筆は、群島に住む14歳以上のほぼ全てが名を連ねたとされる。52年4月のサンフランシスコ平和条約発効により日本の主権が回復し、復帰機運が一段と高まった。

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