日本歴史地名大系 「奈美村」の解説 奈美村なみむら 山口県:防府市奈美村[現在地名]防府市大字奈美佐波(さば)川の右岸、山口尾(やまぐちお)東麓にある村で、佐波川がつくる沖積地山際に集落がある。佐波川下流は鈴屋(すずや)、上流は中山(なかやま)、対岸は和字(わじ)の各村に接する。萩藩領で三田尻宰判に属する。天文二二年(一五五三)二月一九日付の真尾光明寺所蔵文書に、「松尾山大坊領同所々抱分事」として「奈美村」の名がみえる。また弘治三年(一五五七)三月二〇日付の周防国分寺覚円の「手日記」と題する文書(「寺社証文」所収周防国分寺文書)に「同足(仏殿修造足) 奈美村法興寺免壱町余」ともある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by