奔走子(読み)ホンソウゴ

デジタル大辞泉 「奔走子」の意味・読み・例文・類語

ほんそう‐ご【奔走子】

父母が大切にかわいがっている子。秘蔵っ子
二人が中の―」〈浄・染模様妹背門松

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精選版 日本国語大辞典 「奔走子」の意味・読み・例文・類語

ほんそ‐ご【奔走子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 親が走りまわってその子の世話をする意から ) この上なく愛する子。最愛子ども秘蔵子。ほんその子。ほんそうご。
    1. [初出の実例]「軒は甲の立物の雲〈勝犬〉 奔走子が光もつよき夏の月〈雪女〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第七二)

ほんそう‐ご【奔走子】

  1. 〘 名詞 〙ほんそご(奔走子)
    1. [初出の実例]「灌仏やけふは衆生の奔走子〈成之〉」(出典:俳諧・続境海草(1672)夏)

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