奥御殿(読み)オクゴテン

デジタル大辞泉 「奥御殿」の意味・読み・例文・類語

おく‐ごてん【奥御殿】

江戸時代将軍大名などの屋敷で、奥のほうにある建物居間寝所、また夫人側室などの住まいにあてた。

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精選版 日本国語大辞典 「奥御殿」の意味・読み・例文・類語

おく‐ごてん【奥御殿】

  1. 〘 名詞 〙 貴族の家で、奥向きにある建物。奥方が住む御殿。⇔表御殿
    1. [初出の実例]「夏冬知らぬ室町の御所ぞ栄華(ゑいぐ)の奥御殿」(出典浄瑠璃津国女夫池(1721)二)

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世界大百科事典(旧版)内の奥御殿の言及

【武家屋敷】より

…大坂には特殊な屋敷として,蔵屋敷が置かれていた。 武家屋敷は住宅と家囲いで構成され,大名の上屋敷(江戸屋敷)の場合は藩主の公式の住宅であるから,国許(くにもと)の御殿同様に表御殿,中奥,奥御殿を備えている。表御殿には謁見のための大書院(江戸時代初期までは大広間)や玄関,式台,あるいは家臣の詰める部屋などがある。…

※「奥御殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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