奥津川西村(読み)おくつかわにしむら

日本歴史地名大系 「奥津川西村」の解説

奥津川西村
おくつかわにしむら

[現在地名]奥津町奥津川西

奥津村の吉井川対岸にあり、奥津村と同じく伯耆往来の駅伝が置かれた。正保郷帳に高二〇一石余、うち田方一六三石余・畑方三七石余とある。「作陽誌」では家数四九・人数二三五。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高七〇石余・開高五七石余。領主の変遷は長藤ながとう村と同じ。「作陽誌」にみえる大河原氏祠は、岩屋いわや(現久米郡久米町)の赤松氏の属将大河原氏にかかわる祠であるが、その由来は不明としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android