奥津川西村(読み)おくつかわにしむら

日本歴史地名大系 「奥津川西村」の解説

奥津川西村
おくつかわにしむら

[現在地名]奥津町奥津川西

奥津村の吉井川対岸にあり、奥津村と同じく伯耆往来の駅伝が置かれた。正保郷帳に高二〇一石余、うち田方一六三石余・畑方三七石余とある。「作陽誌」では家数四九・人数二三五。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高七〇石余・開高五七石余。領主の変遷は長藤ながとう村と同じ。「作陽誌」にみえる大河原氏祠は、岩屋いわや(現久米郡久米町)の赤松氏の属将大河原氏にかかわる祠であるが、その由来は不明としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android