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奥田士亨 おくだ・しこう

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朝日日本歴史人物事典の解説

奥田士亨

没年:天明3(1783)
生年:元禄16(1703)
江戸中期の儒学者。士亨は名,字は嘉甫,通称宗四郎。号は三角,三角亭,蘭汀,南山。伊勢国飯野郡豊原村(三重県松阪市)の大庄屋の家に出生。父は士救。はじめ叔父柴田蘋洲に師事し,そのすすめで享保6(1721)年伊藤東涯に入門,古義学を学ぶ。京都在住は10年余におよび,16年兄竜渓のあとを継いで伊勢国津藩儒となる。士亨は誠実,剛直で,東涯の信頼が篤くその原稿の筆写や校訂に従った。東涯が生前に出版した『名物六帖』『鄒魯大旨』『新刊校正用字格』などに,士亨は跋を書いている。東涯が死去したとき,その子東所はまだ幼かったので,士亨は古義堂の経営に助力し,『学問関鍵』『新刊助字考』など東涯の遺著の校訂,出版に努めた。主著『三角集』。

(三宅正彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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