誠実(読み)セイジツ

デジタル大辞泉 「誠実」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「誠実」の意味・読み・例文・類語

せい‐じつ【誠実】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. まごころがあっていつわりがなくまじめなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「倩聞空王誠実理、浮生寵辱夢間心」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)九・秋日双輪寺即事〈藤原基俊〉)
    2. 「是は文王の誠実の心があって臣下を召て饗燕の礼を行るるやうなぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)九)
    3. 「どこ迄も誠実で軽薄な所がないから」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
    4. [その他の文献]〔新唐書‐韓思復伝〕
  3. ほんとうであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「君牛肉は至極御好物とすゐさつのウ仕るが、僕なぞも誠実(セイジツ)(〈注〉マコトニ)賞味いたすでござる」(出典安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐賈淑伝〕

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普及版 字通 「誠実」の読み・字形・画数・意味

【誠実】せいじつ

まごころ。〔旧唐書、韓思復伝〕時に山東に蝗蟲大いにる。~思復以爲(おもへ)らく、蝗蟲は是れ天災、當にを修め之れを穰(はら)ふべし。~上して曰く、~むらくは陛下責躬、~上下同心、君臣一、此の實を持して、以て休咎天咎)に答へよ。

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