女の童(読み)メノワラワ

デジタル大辞泉 「女の童」の意味・読み・例文・類語

め‐の‐わらわ〔‐わらは〕【女の童】

おんなの子。少女
「いとらうたしと思ふ―は」〈東屋
そば近く召し使う少女。
「局の女房、―にいたるまで涙を流し」〈平家・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「女の童」の意味・読み・例文・類語

め【女】 の 童(わらわ・わらべ)

  1. 女の子。少女。めのわらわべ。
    1. [初出の実例]「此めのわらはは、たえて宮仕つかうまつるべくもあらず侍るを」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  2. そば近く召し使う少女。貴人のそばに仕えて、雑用にあたる少女。めのわらわべ。
    1. [初出の実例]「元より従へる者(ひと)〈略〉調首淡海の類(ともから)、二十有余人、女孺(メノワラハ)十有余人なり」(出典日本書紀(720)天武元年六月(北野本訓))

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