コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

女孺 にょうじゅ

2件 の用語解説(女孺の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

女孺
にょうじゅ

「にょじゅ」とも読む。御所内の雑事を司る女官。令制では内侍司以下後宮の8司に 152人をおいた。のちには中宮職,縫殿寮 (ぬいどののつかさ) ,掃部 (かもん) 寮,内教坊にも配せられた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

にょじゅ【女孺】

日本の後宮における下級宮人。〈めのわらわ〉〈にょうじゅ〉ともいう。史料上の初見は《日本書紀舒明天皇即位前紀。律令制下においては後宮十二司の末端機構として置かれ,内侍司に100人,蔵司に10人,書司に6人,掃司に10人が配置された。これらの諸司に配されなかった女孺はすべて縫司に配された。《延喜式》には縫司100人,中宮90人,縫殿寮70人とある。女孺には諸氏から貢進される氏女(うじめ)や地方豪族より貢進される采女(うねめ)をもってあてることとなっていた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の女孺の言及

【氏女】より

…日本古代の畿内貴族が,後宮の下級の女官である女孺(によじゆ)にあてるため貢進した女性。大化前代に,地方豪族である国造(くにのみやつこ)が,采女(うねめ)を朝廷に貢進する慣習があり,これが律令制にひきつがれ,郡司が姉妹子女を采女として貢進する制度として成立した。…

【供御人】より

…各官司は年預(ねんよ)を通じて供御人を支配し,供御人集団は番に編成されて番頭がおかれている場合もあるが,全体の統轄者は惣官・沙汰者といわれた。灯炉供御人の年預が蔵人所小舎人(こどねり)だったように,年預は下級官人が世襲し,惣官は下級の官位を持つ武士的な人々が多いが,精進御薗供御人の惣官は下級の女官,女孺(によじゆ)であり,ときに女性がなる場合もありえた。供御人も粟津橋本供御人が女商人,唐粉(からこ)供御人が閉女(とじめ)といわれたように,女性を含むことが少なくないが,それ自体武装した非農業民集団であった。…

【後宮】より

…また律令支配機構に参加した女性を宮人(くうにん)と総称したが,中心は十二女司に勤務する女性らで,諸司が名に負う職掌で天皇に奉仕したが,天皇の家政機関的な性格が濃く,官位相当規定はない。諸司の掌(しよう)以上が〈職事〉,以下の女孺(によじゆ),采女(うねめ)らを〈散事〉とよぶが,男性官人に準ずる給禄の准位規定(表)があり,蔵司の筆頭である尚蔵以下の地歩が推定できる。そこでは蔵司を最高に,膳・縫司がこれに次ぎ,天皇に常侍して奏請・宣伝する内侍司(ないしのつかさ)は,その次に位置したが,しだいに内侍司の地歩が上昇し,蔵司と肩を並べるに至った。…

※「女孺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

女孺の関連キーワード女官童女火取りの童女の童女の童部わらわら女嬬紀若子藤原守子(1)藤原小童子

今日のキーワード

太陽系外惑星

太陽以外の恒星を回る惑星。その存在を確認する方法として、(1)惑星の重力が引き起こす恒星のわずかなふらつき運動を、ドップラー効果を用いて精密なスペクトル観測により検出する、(2)惑星が恒星の前面を通過...

続きを読む

コトバンク for iPhone

女孺の関連情報