女竹(読み)めだけ

精選版 日本国語大辞典 「女竹」の意味・読み・例文・類語

め‐だけ【女竹・雌竹】

  1. 〘 名詞 〙 イネ科のタケササ類。関東以西の各地に生え、栽培もされる。稈は高さ三~六メートル、径一~三センチメートルになり、節間は長く枝は節に五~七本ずつつく。葉は楕円状披針形で長さ一〇~二五センチメートル、三~五個が枝先からななめに掌状に出る。花穂は古い竹の皮を伴い枝先に密集してつき、小穂は線形で長さ三~一〇センチメートル。筍(たけのこ)には苦みがある。稈で笛・竿・キセル・籠などをつくる。なよたけ。おなごだけ。にがたけ。あきたけ。しのだけ。⇔雄竹。〔大和本草(1709)〕

おんな‐だけをんな‥【女竹】

  1. 〘 名詞 〙 植物めだけ(女竹)」の異名
    1. [初出の実例]「女竹裸にならぬしほらしさ」(出典:雑俳・柳多留‐六〇(1812))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「女竹」の解説

女竹 (メダケ・オンナダケ)

学名Pleioblastus simoni
植物。イネ科の常緑竹,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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